高尾山登山(稲荷山コース、6号路コース)初体験
2018年9月18日、高尾山の登山を初体験してきました。
高尾山は都心からも近くてアクセス抜群、登山道も整備されており登山初心者にはおすすめの山です。
自然の空気を吸ってリフレッシュしたい方、運動不足気味の方は観光がてら高尾山を登って充実した日を過ごしてみるのはいかがですか?
ここでは、登りが「稲荷山コース」、下りは「6号路コース」の様子をご案内します。
高尾山登山コースと地図

高尾山の山頂へのコースは大きく分けると
- 麓の駅から登っていくコース(1号路、6号路、稲荷山コース)
- ケーブルカーorリフトを利用するコース(1号路、3号路、4号路)
の2通りあります。
2号路は高尾山駅近くを1週するコース、5号路は山頂近くを1週するコースです。
私はケーブルカーやエコーリフトを利用せず、登りは稲荷山、下りは6号路で帰ってくるコースにしました。
最寄りの駅は「高尾山口駅」

京王電鉄高尾線の終着駅である「高尾山口駅」が最寄りの駅です。
ちなみに新宿・渋谷から高尾山口駅までは1時間程度。
高尾山口駅から高尾山登山のスタート地点である清滝駅(ケーブルカー乗り場)までは5分ほどです。
ケーブルカー清滝駅

清滝駅の目の前には食事ができる店やアイスクリーム店、お土産屋が並んでいます。
稲荷山コース入口

清滝駅を左に進むと稲荷山コースの入り口があります。
ここから稲荷山の尾根を歩き、高尾山の山頂までは大人(登り)で1時間40分ほど。
稲荷山コースの登山道


稲荷山コースの道は比較的整備されて歩きやすいものの、このような自然の木の階段があったり、道幅が狭く崖に隣接したりする箇所もあります。

途中にある旭稲荷。
稲荷山コースは全長3.1km

数百メートル毎にこのような道標があり、頂上までどのくらいか知る事ができます。
稲荷山コースは全長3.1kmですが、登りが続くのでやはり体力を消費します。
高尾山のヘビ

高尾山にはヘビもいるとのこと。
ヤマカガシやマムシは有毒で特に注意が必要です。万が一毒ヘビに噛まれた場合でも、すぐに命の危険はないとのことで、慌てず下山して病院に行きましょう。
稲荷山コースの展望台

この日の天気は晴れだったものの、雲が多く残念ながら遠くまで見渡すことはできませんでした。
冬のカラッとした日であれば八王子市街だけでなく、新宿まで見えるとのことです。
山頂直前の階段

稲荷山コースで最後に待ち構えているのが約200段の階段。しかも急勾配で呼吸もハァハァとなります。
高尾山山頂


最後の階段を登ると高尾山の山頂に到着です。
低い山ですが、登頂した時の気分は最高です。
高尾山山頂の自販機とお店


缶ジュースは170円〜、ビール生中は700円。
自販機で買う飲み物やお店で食べる物は山の上にあるだけあって値段は若干高めですが、ここまで登山してきた疲れと、きれいな見晴らしで美味しく飲食する事ができます。
高尾山山頂からの見晴らし

秋や冬の澄み渡っている日であれば富士山や横浜の高層ビル、江ノ島、さらに反対方向には東京やスカイツリーまで見えるらしいですが、あいにく雲が多く八王子の市街しか見えませんでした。
高尾山山頂のトイレ

稲荷山コース、6号路コースの途中にはトイレがないので、ここでしっかりトイレを済ませ、水の補給も行いましょう。
6号路コースにて下山


帰りは6号路コースを下ります。
高尾山はこのように道が分岐する所に案内図があるので迷う事なく進む事ができます。
川のせせらぎが聞こえる6号路コース


木を伝って歩き、道を下ります。ちょっとしたアドベンチャー気分を味わえます。
6号路コースは小川に沿ったコースのため足場が悪い所がありますが、水が流れる音が常に聞こえ、ヒーリング効果も。
この日の最高気温は29度でしたが、6号路コース下山中は涼しくタオルで汗を拭くこともありませんでした。
高尾山の木


標高が高い分湿気も多く、多くの木が苔で覆われていました。
琵琶(びわ)滝

琵琶(びわ)滝と神社です。
白装束を着た方が水行修業をしていました。高尾山薬王院に申し込むと修行ができるとのこと。
6号路コース下山終了

琵琶滝から10分ほどで6号路コースの下山が終了しました。
高尾山の山頂から6号路コース下りの所要時間は1時間ほどです。
稲荷山コースと6号路コースは高尾山の登山ルートの中では難易度が高いコースですが、中には親に手を引かれた5,6才の子供も何組か見かけました。
普段ランニングで鍛えており、余裕かな?と思ったものの登り&下りは足への負担も大きく、最後の方は足取りが重くなりました。
いきなり高尾山の麓から登る(稲荷山コースor6号路コース)のが不安な方は、ケーブルカーを利用して高尾山の中腹まで行き、そこから1、3、4号路を利用すると良いでしょう。
ぜひ、高尾山での登山を楽しんでください!
以下には高尾山登山の基本情報をまとめました。
高尾山登山の基本情報

高尾山へのアクセス
最寄り駅は京王電鉄高尾線「高尾山口駅」
駐車場は高尾山口駅近くの八王子市営山麓駐車場と高尾山薬王院祈祷殿駐車場の2つで、合計350台ほど駐車できるものの、ゴールデンウィークや秋の紅葉時は駐車できないこともあるので、電車で行くのがおすすめ。
駐車料金は昼間(8時~17時) 150円/30分、場所や日にち、時期によって異なる。
高尾山のケーブルカー・リフト
高尾山のふもとから中腹の間を往復。
運賃はケーブルカー・リフトとも同額で片道480円、往復930円。小学生以下は片道240円、往復460円。25人以上の団体割引あり。
高尾山登山の服装・持ち物
高尾山の標高は599mで初心者向けの山です。本格的な登山の格好は必要ありませんが、動きやすい服装・靴である事が必須。サンダルはNG。
持ち物は飲み物、軽食、タオルなどで、基本服装と持ち物はランニングなどの運動をする時と同じでOKです。脚力に自信がない方は登山ストックがあると良いでしょう。
高尾山付近の観光
高尾山口駅直結のイタリア料理店「FuMoToYA」ではイタリア料理が楽しめる他、お料理を注文すれば足湯も体験できます。
同じく駅直結の京王高尾山温泉「極楽湯」ではお風呂、露天風呂、サウナだけでなく食事やマッサージも楽しめます。料金は大人1,000円、子供500円。登山帰りの方の利用が多いようです。
また、隣の高尾駅には天皇が眠る墓「多摩御陵(武蔵陵墓地)」や高尾のシンボル「みころも霊堂」などがあります。お時間に余裕がある場合は是非!