エアコンが毎日活躍する本格的な夏となりました。
東京は最高気温が連日35度を超え、うだるような暑さが続いています。
個人的に夏は好きなものの、それはエアコンがあるおかげ。エアコンなしでは日本で夏を越すことができません。
そこで今日はふとしたことから「冷房」と「除湿」の違いについて調べてみました。
エアコンの「冷房」と「除湿」の違い
冷房と除湿の違い、そして除湿には2通りある
冷房は、部屋の空気の「温度」を下げることを第一の目的とした機能。
除湿は、部屋の空気の「湿度」を下げることを第一の目的とした機能。
使い分けとしては、梅雨の時など湿度が高い時には除湿を使って、暑い夏は冷房を使っている方が多いと思います。
除湿は湿度の高い部屋の空気を吸って、 熱交換器で熱を奪って温度を下げます。この除湿には大きく分けて「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2通りがあるのご存知でしたか?
弱冷房除湿・・水分を集めるために温度を下げた空気を、そのまま部屋に戻す方法。
再熱除湿・・・温度を下げた空気を、ちょうどいい温度に温めてから部屋に戻す方法。
つまり、暑くはないものの、湿度だけを下げたい時は再熱除湿を使い、気温も下げたい時は弱冷房除湿を使えばよいのです。
ちなみに、私たちが快適に過ごせる温度と湿度の関係は以下のようになります。気温は20度〜25度、湿度は50%〜70%が最適に過ごせる環境です。
冷房、弱冷房除湿、再熱除湿の電気代の比較
まず、家のエアコンの除湿が「弱冷房除湿」か「再熱除湿」のどちらかであるかを説明書や企業のHPで確認しましょう。ちなみに私が使っているエアコンは日立の白くまくんで「弱冷房除湿」でした。ほとんどのエアコンの除湿は「弱冷房除湿」で、最新機種などには「再熱除湿」機能がある場合もあるようです。
上の東京電力の説明をみると、電気代は最も安いのが弱冷房除湿で次が冷房、最も高いのが再熱除湿ということでした。除湿は高いのかなと思ったんですが、一番安いのは弱冷房除湿ということでした。
再熱除湿と弱冷房除湿では1時間当たりの電気代が10円、冷房と弱冷房除湿ではでは7円も違うので年間に換算すると少なくとも数千円は電気代が違ってきます。
次に、温度を下げる機能だけでなく、除湿量が一番多いのは「冷房」で、とにかく温度も湿度も下げたいときには冷房と覚えておくのがいいですね。除湿の方がその名の通り、除湿効果が高いと思ったのですが、意外な結果でした。
夏は電気代が安く涼しい「弱冷房除湿」がオススメ!
この結果を受けて、7月25日(土)と26日(日)の東京が2日連続で最高気温が36度の猛暑日となった2日間に弱冷房除湿で過ごしてみました。
「除湿」ボタンはこれまで使ったことがなく、試しに使ってみると冷房よりもエアコンから出てくる空気が体に優しい空気のような気がして、とても快適でした。弱冷房除湿でも暑くなく十分に涼しいです。
これまで、家にいる時は常に冷房をつけていて、たまに冷房病?にかかり頭が痛くなることがあったものの、「冷房」から「除湿」に切り替えたところ、まだ2日ですが頭が痛くなることもなく、とても快適です。
部屋の設定温度は26度と高めに設定していますが、冷房の空気は僕にはちょっと冷えすぎていたのかもしれません。
うれしいことに「弱冷房除湿」は最も電気代が安く、さらに快適に過ごせるとあってこれから冷房を使うことはなくなりそうです。