人は誰でも難しい時期に直面するものなんだ。でも私たちはどうにかそれを乗り越えてきた。その時には必ず誰かが手を差し伸べてくれたり背中を押してくれていたりするのさ。
by アーニー・バーガー
差別やモラルに反する行動を目の当たりにした時、あたなたはどのように対応しますか?
勇気を出して声をあげたり行動をするか、それとも見過ごすか、またまたその意見に同調するか。
対応は十人十色、実際に自分がその当事者になると行動を起こさなければ!と思っても尻込みしてしますことも多いかと思います。
アメリカの人気番組「What Would You Do?(あなたならどうする?)」。
この番組はそのような差別や偏見に直面した時に人々の反応をウォッチするどっきり番組です。
日本では考えられませんが、一般の人を対象とするもので、自分ならどうするかと非常に考えさせらる番組です。
この放送では、あるホームレスが道を行く親切な人に20ドルを援助してもらい、そのお金でバーに入って食事をしようとしたところ、バーの店員にホームレスということで注文を受け付けてもらえず、追い出されてしまうというもの。
その店員とホームレスのやりとりを見ているバーのお客さん達の反応を見ることができます。ホームレスはここのバーで食べる資格がないと店員に同調する人、助けようとする人。もしあなたがそこに居合わせたらどうしますか?
英語で「Pay it forward」という言葉があります。
映画のペイフォワードを観たことがある人はよく分かると思いますが、日本語だと恩送りという意味で「他の人から親切にしてもらった恩を、直接その人に返すのでではなく、別の人に返すこと」です。
この動画でも、ホームレスにサンドイッチを買ってあげる人が登場しますがそれも「Pay it forward」に当たるもの。
日本でも親切な人はたくさんいますが、欧米ではこのpay it forwardという考え方が一般化しており、見返りを求めずに困った人を助ける人が多い印象を受けます。
この動画に出てくる親切で勇気のある人達のように、私たちも困難に直面している人に出会った時、なにか助けになれる行動を起こすことができる人になりたいものです。
日本にはおもてなしという素晴らしい言葉がありますが、このPay it forwardということを理解する人が増えればよりよい社会になると思います。