日本人プロ野球選手の平均年棒は3,811万円、1億円以上は65人
データの対象は二軍選手も含めた全ての日本人プロ野球選手732人です。
日本人のプロ野球選手は732人なので一チームあたり約60人、平均で約3,800万円という一般人からすると考えられない高い給料。
球団別では巨人が平均6,893万円でトップ、最下位は横浜の2,503万円。
年俸1億円以上の選手は全体の9%の65人。
平均が3,800万円なので選手により年棒はピンキリ、高卒2,3年目の若手の二軍選手は1,000万円に満たない選手がほとんどです。
以下にトップ10の選手を紹介します。
ランキング | 選手名 | 年棒 | チーム | ポジション | 年齢 |
1 | 阿部慎之助 | 5,1億円 | 巨人 | 捕手、内野手 | 36歳 |
2 | 金子千尋 | 5億円 | オリックス | 投手 | 31歳 |
2 | 杉内俊哉 | 5億円 | 巨人 | 投手 | 34歳 |
4 | 内海哲也 | 4億円 | 巨人 | 投手 | 33歳 |
4 | 攝津正 | 4億円 | ソフトバンク | 投手 | 32歳 |
4 | 松坂大輔 | 4億円 | ソフトバンク | 投手 | 34歳 |
4 | 黒田博樹 | 4億円 | 広島 | 投手 | 40歳 |
4 | 鳥谷敬 | 4億円 | 阪神 | 内野手 | 33歳 |
9 | 中村剛也 | 3,8億円 | 西武 | 内野手 | 31歳 |
10 | 糸井嘉男 | 3,5億円 | オリックス | 外野手 | 33歳 |
税金で半分引かれるとはいえ、それでも羨ましい限りの給料。1位の阿部、2位の金子、杉内は税金で半分引かれても手元に残るのは2,5億、ひと月計算だと手取りで約2,000万円。都心の超高級な家賃100万のマンションに住んでも余裕です。
4位の広島黒田選手は年棒4億円ですが、去年のヤンキース時代の年棒が16億円、税金は前年の給料に対して課税されるため、今年の納税額は8億〜9億円といわれ、今年の年棒4億円では足りません。。
それを分かったうえでの日本復帰。彼にとってお金は二の次、ファンから絶大な支持を受ける理由がわかります。
メジャーリーガーの年棒はどのくらい?
アメリカに目を向けてみると、メジャー1位はドジャースの投手クレイトン・カーショウで年棒3,100万ドル(約37億円)、2位も投手でタイガースのジャスティン・バーランダー2,800万ドル(約34億円)と日本とは桁違い。
ヤンキースの田中マー君は2,200万ドル(26億円)で日本人選手トップ、大リーグ全体でも15位です。
メジャーリーガー(1A〜3Aは含まず)の平均年収は381万ドル(約4,6億円)と日本の約10倍、同じ職業とは思えないほどの差です。メジャーの給料が高いのは試合数が多いほか、放送権料が高いため。おそらくスポンサー料も日本の倍以上はするんでしょうね。
Jリーガーはの年棒はどのくらい?
Jリーグ所属の日本人選手の平均年俸は1,760万円。
年間140試合あるプロ野球と40試合ほどのサッカー選手では単純比較はできないものの、プロ野球選手の平均の半分、上場企業の役員と同じくらいの年棒です。
トップ10の選手は以下となります。
ランキング | 選手名 | 年棒 | チーム | ポジション | 年齢 |
1 | 遠藤保仁 | 1,8億円 | ガンバ大阪 | MF | 35歳 |
2 | 田中マルクス闘莉王 | 1,5億円 | 名古屋グランパス | DF | 34歳 |
3 | 中村俊輔 | 1,3億円 | 横浜F・マリノス | MF | 36歳 |
4 | 中澤佑二 | 1,25億円 | 横浜F・マリノス | DF | 37歳 |
5 | 今野泰幸 | 1,2億円 | ガンバ大阪 | DF | 32歳 |
6 | 中村憲剛 | 1億円 | 川崎フロンターレ | MF | 34歳 |
6 | 阿部勇樹 | 1億円 | 浦和レッズ | MF | 33歳 |
6 | 大久保嘉人 | 1億円 | 川崎フロンターレ | FW | 32歳 |
9 | 楢﨑正剛 | 0,9億円 | 名古屋グランパス | GK | 39歳 |
10 | 小笠原満男 | 0,8億円 | 鹿島アントラーズ | MF | 36歳 |
日本人の平均給料はどのくらい?
国税庁が発表したデータによると、1年を通じて勤務した給与所得者(正規・非正規)の平均年収は414万円。男性は511万円、女性272万円とう結果になりました。
業種別だと電気・ガス・熱供給・水道業が695万円でトップ、次に金融業,保険業が616万円で2位、一方、宿泊業,飲食サービス業は233万円で最も低く、農林水産・鉱業が2番目に低い288万円となりました。
国税庁 民間給与実態統計調査結果について
子供をプロ野球選手に!とはならない理由
私も子供のころ野球をやっていて、いつかはプロ野球選手に!と夢を描いていた少年の一人でした。
勿論、小学生のころは巨人の原や西武の清原みたいになれると信じていましたが、中学生くらいになると、身長が180cm以上あって、投げれば豪速球、打たせればフェンス越えとう超人的な選手が各地区に1人、2人でてきます。
そういう他校の選手を見てこういう人がプロになるんだと諦めたものですが、そんな選手も甲子園常連校に進学するとレギュラーになれず、プロに行く人はどんな怪物だと高校時代に思ったものです。
現在、高校球児は約18万人で1学年あたり約6万人。
全ての高校球児がプロを目指し、仮に1学年あたり60人プロへ進めると仮定すると、プロになれるのはわずか0.1%、1,000人に1人という超狭き門です。
比較するのに適当ではないかもしれませんが、最難関の試験といわれる司法試験の合格率が約2割。いかにプロ野球選手になるのが難しい事かよくわかります。
しかし、夢をもって仲間と切磋琢磨し努力した思い出は今となっては最高の財産でお金に変えられるものではありません。プロ野球選手にはいつまでも子供に夢と希望を与えらる存在でいてほしいものです。