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元少年A手記「絶歌」出版に関しての芸能界での反応。松本人志「僕は読まない」

      2015/08/23

zekka

酒鬼薔薇聖斗こと元少年Aが自分自身で事件とその後の人生を綴った手記「絶歌」。

「僕にとって書くことは、自分で自分の存在を確認し、自らの生を取り戻す作業だった。」と語る少年Aは約3年間執筆に没頭しこの本を書き上げたといいます。

少年Aは山下彩花ちゃんの命日である3月23日、土師淳君の命日である5月24日に合わせて毎年、被害者の両親宛に弁護士を通して手紙を送っていました。

命日が終わったタイミングを見計らったかのように絶歌が突如販売されたのは6月11日。出版に対する遺族の反対の声が上がっていて、メディアやSNSでは批判の声が渦巻く中、良くも悪くも注目を浴び6月7日〜13日の間の書籍出版ではこの「絶歌」が売り上げ総合1位となりました。さらに、追加で5万部の重版が決まりました。

東京、神奈川で事業を展開する啓文堂書店は遺族の感情に配慮して出版を取り扱っておらず、客から多くの賛同が寄せられているといいます。

そこで、Amazonに見る読者の声や出版社側の意見、そしてテレビやtwitterから引っ張ってきた芸能人の意見を以下に紹介したいと思います。

書評はコチラ(少年A(酒鬼薔薇聖斗)の手記「絶歌」を読んで

要約はコチラ(元少年A(酒鬼薔薇聖斗)手記「絶歌」の内容と要約 〜10分でわかる〜

 


Amazonの評価は5つ星のうち1.5と低評価、一方中古価格は3,499円〜と高騰

zekkaAmazonのカスタマーレビューはほとんどが評価1で平均にすると1.5の低評価。

レビューを読んでみると、「金のことしか考えていない」、「世に出してはいけません。出すなら著者は実名で。」、「人の心ここにあらず」等と厳しい評価のコメントで溢れています。amazonのサイトはこちら

 

 

「絶歌」出版に対する出版社側の声

少年犯罪について加害者本人から語られることはほとんどない。この本は、少年がどういう衝動の中で事件を起こしたかが第三者に伝わるように書かれている。批判はあるだろうが、事実を伝え、問題提起する意味はあると思った。(太田出版岡聡社長)

太田出版の岡聡社長によると出版は少年Aからの申し出によるもので、今年3月に仲介者を通じて連絡があったとのこと。

初版は10万部。10万部が全て売れた場合、通常の印税契約だと1,500万円以上の印税が少年Aの手に渡ることになります。

 

基本的には、私が手を入れることはありませんでした。本当に記憶力が良く、特に視覚における記憶力が並外れていますね。ここまで完成度の高いものは初めてで、経験がないですね。タイトルも見出しも、全部自分で付けて、口絵の写真も入れたいという形で、持ち込みのときには、構成も全部このまんまでした。

(編集を担当した太田出版取締役落合美砂氏)

私も読んで感じた文章力の高さ。素人が書いた本当は思えないほどです。少年院時代、そして社会に出てから読書に没頭したとのことで、圧倒的な読書量が少年Aの文章力、表現力を伸ばしたものと思われます。

 

「絶歌」出版に対するご遺族の声

土師淳くん(当時11歳)の父親守さんは「結局、(これまでの手紙は)文字だけの謝罪であり、遺族に対して悪いことをしたという気持ちがないことが、今回の件でよく理解できました。少しでも遺族に対して悪いことをしたという気持ちがあるのなら、今すぐに、出版を中止し、本を回収してほしい。」と明確に出版した少年Aに対し、販売中止を求めています。

山下彩花ちゃん(当時10歳)の母親京子さんは「年に1度のイベントのような手紙ではなく、事件や彩花に関して湧き上がってきた思いを、その都度文字に残して、メモ書きでもいいから書きためたものを送ってほしいとメディアを通して何度も発信したメッセージが届いていなかったのかと思うと複雑な気持ちになります。何のために手記を出版したのかという彼の本当の動機が知りたいです。」と彼の出版に対する動機を知りたいとコメントしています。


 

「絶歌」出版に対する芸能界の声

坂上忍(俳優)

表現の自由がよく分からなくなった。なぜ遺族の了解も得ずに初版で10万部刷るのか。さっぱり分からない。

松本人志(お笑い芸人)

被害者のお父さんがここまで言うなら、僕は読まない。

テリー伊藤(演出家)

言い訳がましい本。読み終わった後に不愉快な気分になった。

フィフィ(タレント)

少年Aの手記出版を貴重な資料として賛成する意見もあるけど、資料と言うなら手記として加害者が出すのでなく、専門家を通して被害者の承諾を得た上で出版したらいい。少なくとも被害者の承諾も得ず出版され、遺族の気持ちまで踏みにじったこんな本に自分は金を落とす気にはなれない。

デーブ・スペクター(コメンテーター)

殺害された2人の子どもを”君”付けしながら自分の名前は出してない。啓蒙的なものも何もない。

杉村太蔵(元衆議院議員)

出版社の企業モラルがかなり厳しく問われるべき。本を出した以上、この人がどんな人物なのかという報道が出るだろうが、それは少年法で守られている枠の外だろう。覚悟しておくべきだ。

西川史子(タレント)

本心が全く書かれていない身勝手な本。

小倉智昭(司会者)

この本を読んで後味が本当に悪くて、読まなければよかったと感じた。少年犯罪がなんで起きてしまうのかという多少の参考とか資料に値するのかなと思って見る人もいると思うんですけど、そんな感じはしない。

尾木直樹(教育評論家)

出版社も話題性に乗ってあわよくば売りまこうという魂胆見え見えです。出版社も残念ながら企画意図が社会的モラルと大きなズレがあったようですね。即刻回収してご遺族にお詫びされるのがいいのではないでしょうか。

宇野常寛(評論家)

この本で出た利益はちゃんと被害者に還元することが大事。出版ではなくてネットに書くべきだった。

おおたわ史絵(作家、内科医)

この中には何も書かれていない。彼の内面や脳の分析、犯罪の抑止にもつながらない本。彼は沈黙すべきだった。沈黙の中で苦しい人生を歩むべき。

加藤浩次(お笑い芸人)

淳くんのお父さんが嫌なことをこうやって手記として出してしまったことは、「反省につながっていないんじゃないか」と思われても僕は仕方がないと思う。

紀藤正樹(弁護士)

表現する側の者として、著者である「元少年A」のことを、「知る権利」が国民の側にも出てくると思います。そうでないと、国民は「著者」への批判ができないことになります。それが「表現の自由」の「自己責任」の帰結です。今回の書籍「絶歌」の筆者名は、「元少年A」で出してはいますが、自ら匿名で「更正」の機会を得る権利を放棄したも同様というほかありません。少年Aが自ら出版を持ちかけたというなら、なお一層です。

クリス松村(タレント)

聞かなければ良かった・・・と思うぐらいの内容でした。自分を振り返って自己分析している冷静さが、吐き気をもよおすぐらい私には受け入れられない世界でした。

武田鉄矢(俳優)

酒鬼薔薇が30代になった今、何を考えているのか。少年が犯す犯罪をひもとく上では貴重な例になると思う。

長谷川豊(アナウンサー)

元少年Aの手記を、私は評価したい。犯した過ちから背を向け逃げているわけではなく、ちゃんと向かい合っている、と私は判断した。私は、この本は世に出して良かったと思える内容になっている、と感じた。被害者ご家族も、どうかいつの日かで構わないので、お読みいただきたいと思う。この本を読むことによって、むしろ救われる何かがあるような気がする。それだけの内容になっている。

高山文彦(作家)

内省が浅く、手記とも呼べない代物だと感じました。猫殺しの詳細な描写や愛した祖母の遺影の前で自慰にふけるシーンなどエピソードが再現ビデオのように精緻に描かれているだけで、彼が本当に書かなければならなかったことには全く触れられていない。それは淳君をはじめ被害者の殺害へ至る道程を自らの身体を切り刻むような思いで自己分析し、なぜ淳君らが殺されなければならなかったかを明らかにすることです。

香山リカ(精神科医)

元少年は当時もいまも感情のない世界を生きている。おそらくその原因は、男性の脳の構造や機能の特徴というか、機能不全に由来するものだろう。

矢幡洋(臨床心理士)

俺はこんなに文章が書けるんだという虚栄心が強く見える。自分の犯罪は凄いんだという自己顕示欲がいまも失われていないと分析できます。

碓井広義(上智大学教授)

出版や表現の自由は何人にも保障されており守らなければならない。ただ内容に関して倫理観や道徳心に照らしての判断は別個の問題だ。太田出版は社会的意義があると大義名分を掲げているが、完全自殺マニュアルなどこれまでの出版傾向を見ると利益優先の印象が強い。出版は公共性のある事業であり、その良心が問われている。

門田隆将(作家)

一言で言えば無残な本。自身の心理の核心部分を全く書いていない。怒りを覚えたのは「この本を書く以外に、もう自分の生を掴み取る手段がありませんでした」という部分。快楽を求めて他人の命を絶ち切った人間が言うせりふではなく、究極の自己愛、自己中心主義だ。他者への憐憫の情が感じられず彼は反省も更生もしていないのだろう。

長谷川博一(心理学者)

彼は再犯に及んでいないだけで、事件時と本質は変わっていないように映ります。更生の大事な要件は『衝動のマネジメント』。カメラ破壊の一件から、彼は予期せぬ不都合な事態が起きると短絡的かつ暴力的な手段に出る、つまり衝動をマネジメントできていないことが分かります。また、本を書いたことで自分の犯罪を具体的に思い出し、沈静していた衝動が強化される可能性もある。少年Aの最も強い衝動は『性と死』であり、出版によって再犯リスクが高まったと思います。

坂本敏夫(作家)

異常犯罪を引き起こした人間に共通しているのは、自己顕示欲が並大抵ではない点です。少年Aも自己顕示欲のさらなる充足を目指し、続編を出したいとの欲求に駆られるかもしれません。あるいは、手記に対する多くの批判的な意見を耳にすることで、自分は世間から否定されたとの不満を抱き、新たな犯罪に走る恐れがあります。

 

今回の「絶歌」出版を受けてクローズアップされる「サムの息子法」

サムの息子法(Son of Sam law)とはニューヨーク州で制定されている法律で、犯罪の加害者が自分の犯罪に関連する物語を出版・販売して利益を得ることを禁止している法律です。

犯罪者が犯罪行為を基に収入を得た場合、被害者側の申立てにより、手記出版による収益を取り上げることができるというものです。

1976年に、大手出版社がニューヨークで起きた連続殺人事件の犯人に手記を書かせて売ろうとしたことがきっかけで制定されました。

この法律により犯罪者が自分の事件を出版などにて商業的に利用することにより、自分の罪を活用しないようにしています。

今回の少年Aが「絶歌」を出版したしたことにより、少なくとも1,500万円の印税が少年Aの手元に入ると言われており、このような場合、印税が少年Aの懐に入るのではなく被害者の方に渡る制度です。

日本において、このような法律があっても少年Aが本を出版するかしないかは本人のみぞ知るところではありますが、今後も似たような事が起こらないとも限りません。犯罪者が自分が犯した罪を商業的に利用することを禁止し、犯罪被害者の気持ちに配慮するためにも、日本でもこのサムの息子法のような法律を制定すべきだと思います。

書評はコチラ(少年A(酒鬼薔薇聖斗)の手記「絶歌」を読んで

要約はコチラ(元少年A(酒鬼薔薇聖斗)手記「絶歌」の内容と要約 〜10分でわかる〜

 

少年Aの「少年時代」はどんな子供だったのか?近所の人の声

少年時代の異常な性格を書籍に綴った少年A。ここでは、当時の少年Aを知る近所に住む人たちが話す、少年Aの少年時代を集めてみました。

大人しく色の白いシュンとした男前な子だった。あんなことをするような子には見えなかったんだけどね。ご両親も、まあ大人しい普通の人だったよ。

 

あんな事件をおこす人には見えなかった。

 

ホラー映画の話とかを女子の前でもしていた。キモ過ぎて、近寄りたくはなかった。大人しい子だったとは思うけど、どこか不気味な所はあった。

 

猫に悪さする気持ち悪い子だった。

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