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消費税10%でもまだ安い?日本の財政と世界各国の消費税事情から考える

   

税金

消費税が8%に上がって間もなく2年、2017年4月にはさらに2%上がり10%となる予定です。

消費税がなかった時代を経験している世代にとっては高くなったなぁという印象ですが、世界的に見るとどうなのか調べてみました。


日本の今の財政状況は?

まずは今の日本の財政状況をおおまかに把握しましょう。

・日本の借金は1,000兆円以上、しかも1日あたり700億円増加。
・国民一人当たりに換算すると借金は約850万円。
・2016年度一般会計総額は97兆円
→主な歳入:税収57兆円、新規国債発行34兆円
→主な歳出:社会保障費32兆円、国債償還&利払い24兆円

時事ドットコム

出典:時事ドットコム

このように収入は(税外収入を含め)62兆円しかないにもかかわらず、34兆円を借金して96兆円を支払っている状態でまさに火の車。しかも、高齢化に伴う社会保障費はこれから当分増加する見込みで、収入は大幅な景気回復も見込めず税収が今後大きく増加することも考えられません。

政府は2020年度までには※税収で国債費以外の経費を賄うことができるようにすることを目標に掲げていますが、オリンピック開催に伴う費用も増える見込みで実現は不可能でしょう。

※基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化すること。

日本でこのプライマリーバランスを黒字化するには消費税を20%、さらに借金をなくすには30%にしなければならいとする試算も。実際、一気に消費税を上げると、大不況になって国が破綻してしまうでしょうが。。

世界の国の消費税率は?

世界の消費税率

各国の消費税率を見ると、ヨーロッパでは緑色の20%以上、その他の国でも黄色の10%がほとんどで世界的に見た場合、消費税10%は税率が低い水準となります。

世界の主要国でも、イギリス・フランスは20%、ドイツ19%、ロシア18%となっています。中国は17%となっていますがこれは贅沢品にのみかかる税で消費税は実質なし、アメリカは州によってまちまちで高い州でも10%程度。

ヨーロッパでは消費税が高い分、医療費、学費、本、薬、食料品に対する税率が0%だったり、軽減税率が適用されたりしています。

個人的には消費税10%程度で軽減税率を導入することは、そこに利権が発生する、導入コストがかかる、事業者の負担が増えるなどの理由から反対で、導入するのであれば15%以上からとすべきだと考えます。

 

世界各国の消費税ランキング

順位 消費税率
1位 ハンガリー 27%
2位 スウェーデン 25%
2位 デンマーク 25%
2位 ノルウェー 25%
5位 アイスランド 24%
5位 フィンランド 24%
7位 ポーランド 23%
7位 ポルトガル 23%
7位 ギリシャ 23%
7位 アイルランド 23%
11位 イタリア 22%
11位 スロベニア 22%
13位 ベルギー 21%
13位 チェコ 21%
13位 オランダ 21%
13位 スペイン 21%
17位 オーストリア 20%
17位 エストニア 20%
17位 スロバキア 20%
17位 イギリス 20%
17位 フランス 20%

消費税20%以上は全てヨーロッパの国。

日本人が10年後、50年後、100年後も今のように豊かで先進的な生活を享受できるようにするには国の財政状況を改善しなければいけません。

そのためにはまず消費税を上げるのではなく、公共事業の無駄使いをなくす、政・官・民の癒着(天下り)などの不正をなくす、規制緩和を実施し企業活動と競争を活発化させる、女性の社会進出を促進する、子供を産みやすい環境を整える、保険料率を上げる、移民を促進する等の対策が必要で、そこには政治の強いリーダーシップが必要です。

政府は参院選対策のため、高齢者1,250万人に1人3万円の臨時給付金を支給するとしていますが、こんなバラマキの無駄遣いをしている余裕はないはず。目先なことだけ、選挙に勝つことだけを考える政党には投票したくないですが、自民党以外に政権担当能力のある政党はないし、投票したいと思う党がないのがなんとも不幸です。

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