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北朝鮮は地球上で最高の国だと信じていた。脱北者が語る北朝鮮の実情

      2015/08/23

北朝鮮

「まだ小さかったとき自分の国は地球上で最高だと信じていました。」

現在でも多くの北朝鮮人が思うであろう言葉からこのスピーチは始まります。彼女の名前はイ・ヒョンソ。北朝鮮の裕福な家で生まれた彼女は14歳で脱北し、中国で素性を隠しながら必死に毎日を生きること10年、リスクを冒して韓国への入国に成功します。

独裁者の支配下のもと恐怖政治で国を統治しチャンスと可能性が閉ざされた我々からすると得体の知れない国である北朝鮮。その実情がよく分かる動画です。


イ・ヒョンソ「北朝鮮からの脱出」

7歳のとき初めて公開処刑を目撃しました。それでも私の生活は普通だと思っていました。

公開処刑を見てもそれが普通で特に驚きもない生活。21世紀のこの世の中にこのような国が存在するなんて、悲劇としか言いようがありません。

日本でいうとお殿様がいてその下に侍がいて刀の力が強かった戦国時代にタイムスリップしたかのよう。将軍様が金正恩になって、権力基盤の脆弱さから上層部の権力闘争が激しくなり、公開処刑はここ数年大幅に増えているとの報道もあります。

 

ある駅を通り痛ましい姿を見ました。今でも記憶から拭い去れません。それは息絶えた一人の女性でした。痩せ細った子供がその腕に抱かれたままなす術もなく母親の顔を覗きこんでいました。誰も助けようとはしませんでした。

1990年代半ばに深刻な飢饉が北朝鮮を襲った時のとある光景です。このようにやせ細り餓死した人が100万人以上にもなったといいます。

それでも、指導層はすべてにおいて軍優先のシステムを変えようとせず、食糧問題が深刻になるほど、アメリカ、韓国との戦争は近いと煽り、国内の体制を引き締めるまさに地獄の日々が続きます。

このような状況でも北朝鮮の人々は「私たちの国が最高の国」と思えたのでしょうか?


 

北朝鮮の電力

夜の北朝鮮をとらえた衛星写真。東京、ソウル、北京は電気で白く光っているものの、真ん中の北朝鮮だけは真っ暗。北朝鮮の電力事情が悪く、停電が頻発する状況をよく表しています。

 

新生活に慣れ始めたのもつかの間、衝撃的な電話がありました。北朝鮮当局が私が家族宛にした送金を突き止めたのです。私の家族は戒めに自宅から人里離れた場所へ連行されそうになりました。

なんとか韓国に入国できて新しい生活を始めることができても、脱北者の心が安らぐことはありません。脱北は重罪のため、北朝鮮に残る家族に被害が及びます。

中国でも身を潜めてビクビクした日々を過ごし、念願の韓国での生活も北朝鮮のスパイや残した家族を心配する毎日。北朝鮮に生まれたすべての人は心から幸せを感じることは一生ないのかもしれません。

 

長い道のりを経て私たち家族は韓国で再び集うことが叶いました。自由を得ても私達の戦いは続きます。北朝鮮では多くの家族が離れ離れになり、たとえ新たな国にたどり着いても生活を始めるお金は殆どあるいは全くありません。

イ・ヒョンソは北朝鮮に残る家族を韓国に連れて来るため、中国に戻り、家族を脱北させて途中警察に捕まりそうになりながらも、ラオスを経由して韓国への入国を果たします。

この物語は映画のような、ごく一部の脱北成功者が語るストーリー。実情は北朝鮮を脱出するときに、国境警備隊に射殺されたり、中国で警察につかまったりと失敗するケースがはるかに多いんでしょうね。

日本の拉致被害者は未だ全員が日本に帰国することができず、北朝鮮の政治のカードにされて当局の監視下で重く暗い日々を過ごしています。また、北朝鮮に住んでいる約2,500万人の北朝鮮人も独裁者に自由を剥奪された拉致被害者であると言えます。

外部から閉ざされた北朝鮮ではあるものの、ネットや携帯の普及により、思想統一は以前に比べると徹底しきれていないと耳にしたことがあります。近い将来、北朝鮮も韓国のように自由とチャンスがある国になり、私たちも当たり前のように観光できる国になることを望みます。

イ・ヒョンソ「北朝鮮からの脱出」動画はこちら

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