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【書評】ナリワイをつくる〜人生を盗まれない働き方〜伊藤洋志

      2015/08/26

ナリワイをつくる

kindleセールの時にイケハヤさんが勧めていたので購入した「ナリワイをつくる」を読んでみました。

生きるために働くこととは、企業に勤めることが一般的な考え方ですが、この本ではそこに自分らしく生きるためにナリワイいくつか持って、自分らしい人生を送ろうという新しい生き方を提唱されています。


ナリワイをつくる〜人生を盗まれない働き方〜レビュー

ナリワイとは何か?

「ナリワイ」は、「生業」だから、生活でもあり仕事でもある。労働かと言われれば、やっていて楽しいということも大事な条件なので、単なる労働ではない。「ナリワイ」はあくまで、人生を直接充実させるような仕事を指す。

労働というと「させられる」というマイナスなニュアンスが強いですが、このナリワイとは自分がやっていて楽しくやり甲斐があると思うような仕事で、ポジティブな意味合いが含まれます。

労働が中心の生活が長いこと続くと、つまらなく単調な人生になりがちです。そこで、自分の好きなことや興味のあることをナリワイとすることで、仕事依存から脱却するだけでなく、人脈が広がりいい意味で自分本位の生活を送ることができ、本業にもプラスの効果が出ることもあるでしょう。

日本の労働生産性は先進国で最下位です。(参考:「日本人の生産性」は先進国で19年連続最下位)長時間勤務している割にはお金を稼いでおらず非効率なのが現状で、無駄に働きすぎるという現実があります。仕事仕事に追われている人はこのナリワイを真剣に考えてみることで新たな活路が見えてくるかもしれません。

ナリワイは世の中の矛盾から見えてくる

現代社会にはナリワイのネタは無限にある。なぜなら、世の中が矛盾だらけだからだ。何か矛盾がある以上、それを解決することを行えば仕事になる。

起業する時も世の中の矛盾を解決するサービスを提供することで、事業がうまくいくと本で読んだことがあります。

ナリワイを何にするかは人それぞれで、趣味や興味から探すのが基本ですが、世の中の矛盾や問題点から探してみることで、多くの人のニーズを満たすことができるナリワイにたどり着く可能性が高まります。

作者は複数のナリワイを持つことを提唱されており、一つは自分の趣味の延長線上、もう一つは世の中の問題点からと、様々な入り口から模索してみるのがいいのではと思いました。

ナリワイをつくる〜人生を盗まれない働き方〜感想・まとめ

大学を卒業したら企業で働き30才近くで結婚、子供が2人で都心近郊のマンションを35年ローンで購入。平日は満員電車で通勤し遅くまで残業をこなし、休日はゴルフか家でゴロゴロ。。

高度成長期からこれまではこのような働き方が当たり前で、当然だと思う人が多い時代でした。ところが最近はノマドワーカーに代表されるように、ネットが普及し一人で生計を立てる術が増えたこと、世間体よりも自分の幸せを模索する多様な生き方が受け入れられつつある社会になってきており、旧来の考えに疑問を持つ人には背中を押してくれるような本です。

ナリワイ(生業)とは一般的に「生活を立てるための仕事」のことですが、この本で提唱するナリワイとは会社に依存するのではなく、自分らしく充実した日々を過ごすための仕事を持つこと。

家を購入し、家族がいたとしても仕事中心で自分が不幸せな状態だと、家族に対して余裕を持って接することができず、結果として幸せな家庭環境をつくることはできません。

企業に依存せず、ナリワイを持ってイザという時の逃げ道を作り、より自分らしい人生を送りたいものです。

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