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【書評】縁の切り方〜絆と孤独を考える〜

      2015/08/26

縁の切り方

「縁を切る」という言葉にはネガティブなニュアンスを感じられますが、この本は人との付き合いを厳選し、自分にとってプラスにならない人とは関わらない方が幸せになるという生き方を作者である中川淳一郎さんが自身の経験から解説する本です。

今年読んだ本のなかでもベスト3には入る良書で、これから人との付き合う上での指針となること間違いなしです。


縁の切り方〜絆と孤独を考える〜レビュー

人はもっと自分本位でいい

どうでもいい人間からいくら嫌われてもいいと考えているし、大事な人間のみを大切にしようと考えているため、無理に好かれようなどとは考えてもいない。

周り全ての人から好かれようとすると、相手に合わせることが多く疲れてしまうもの。私にとっては友人関係は広く浅くよりも、狭く深くの方が心地よく楽です。

自分が気を使う人や話をしていてつまらない人とは生きる上で最小限の付き合いとし、自分の貴重な時間を浪費する必要はありません。

 

人間関係を終わらせる時はスパッと切る

不快な人間、自分にとって付き合ってもつまらない人間、利のない人間とは極力距離を置く。そして、その人間関係を終わらせると判断した場合は、覚悟をもったうえでキレ、我慢できないほど怒りを覚えた相手には、罵倒して縁を切る。

中川さんらしい過激な方法ですが、上から目線な人や気遣いのない人など自分にとってイラつく人とはその関係性があるだけストレスになるので、スパッと付き合いをやめるべきです。

まずはSNSの友人関係を終わらせたり、携帯の登録から削除することから始めて、失礼な相手には時にはキレて縁を切りましょう。そのような強さを持つことも自分らしく生きるために大切です。

 

他人に期待せず、自分を変える

人間は多種多用な考えを持っている。その考え方を他人が変えることはできない。だから他人には期待をしない。他人を変えるようにも自分が変わることの方が圧倒的に簡単なので、自分を変えて環境に適応させた方が人生はラクである。

どんなに情熱を持って語りかけても他人の考えを変えることは難しいこと。自分が属する環境ごとに自分の役割を見極め適応することで自分の居場所を得ることができます。

職場でパワハラ上司の下で毎日怒鳴られながらあくせく働き精神的に参るような状態に陥った場合、部署変更を申し出るか、場合によっては転職も考えるべきで自分自身で楽に頑張れる環境を見出すことが重要です。

人は思いつきでモノを言う

「人は一瞬の思いつきでモノを言う」ということと、「自分が重く受け止めたものに、他人はそこまで思い入れはない」ということ。

これ自分にも当てはまりドキッとしました。特にお酒の席など相手へのリップサービスを込めて思いつきで調子のいいことを言ってしまいがち。

言った本人は家に帰るとスパッと忘れてしまいます。自分自身への戒めも込めて今後はこのようなことがないようにとメモしました。

言った本人とそれを聞いた相手に温度差が生じ、そこから人間関係もこじれることがあるので気をつけなければ。

 

自分にとって何が幸せかを常に考える

幸せの形は無数に存在するが、この中でどれが自分にとって幸せなのかは常に考えておいた方がいい。

幸せという基準は人それぞれ。公務員で給料は少なくても安定した生活がいいという人もいれば、安定には興味がなくIPO目指して起業し億万長者を目指す野心メラメラな人もいます。

何が幸せかを考えることもなく、ダラダラ過ごしている人はは自分自身の生きる上での軸が定まっておらず、幸せには程遠いでしょう。高校、大学時代に方向性を決めることができればベストですが、大人になって軌道修正するもよし、自分自身の幸せが他人の幸せにも繋がるので死ぬまで追い求めたいテーマです。

 

縁の切り方〜絆と孤独を考える〜感想・まとめ

この本の著者である中川淳一郎さんはネットニュース編集者やフリーライターとして活躍されている方で、アメリカ留学や広告会社での勤務、フリーランスで働き、様々な人との関わってきた経験から培ってきた「自分らしく生きるための人との縁を切ることの大切さ」を本を通じ教えてくれます。

人生は人との付き合いとコミュニケーションの連続で、その関係性が発展すると自分の助けとなり楽しさが増す一方、一緒にいることが心地よくない人やストレスに感じる人がいるのも事実。

合わない人に対し無理してあれこれ悩むよりかは、いつかは関係を切るぞとの前提で、必要最低限の付き合いをすることで人間関係がラクになり物事が良い方向へ行くでしょう。

人からどう思われているかが気になる、人間関係で悩み自分の居場所がないなど対人関係で思うようにいかない人に特にオススメする本です。

 

縁の切り方〜絆と孤独を考える〜目次

序章 「分かり合えるはずの人」と「分かり合えないはずの人」
第1章 ネットで生まれた「絆」はなぜこんなに脆いのか
第2章 うまく縁を切らないと人はこんなに不幸になる
第3章 不要な人間関係を整理するための「キレる覚悟」
第4章 人間関係への「諦念」と避けようのない「死別」
終章  孤独と正対することで人間は成長する

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